用語
まずは用語から見ていきましょう
羅列するから覚えてください
■キャンパスボード : 練習用の手だけで登るボードのこと
■コンペ : 大会のこと
■上裸 : 上半身裸のこと (ボルダベースでは禁止です)
■ガンバ : 頑張れという意味の声援
■アイシング 氷水で体の部分を冷やすこと
■アイソレーション コンペで選手が登っているのをほかの選手が見れないように隔離すること
■アップ : ウォーミングアップ

あ、そうでしたぁ・・
ではじっくり説明していきましょう
シューズ
ボルダリングではクライミングシューズという専用シューズを使用します。形状の違いでいくつかの種類があります。
簡単に言うと、きつきつで履きにくいものほど強傾斜、上級者向けです。
人間の足を少しでも木登り上手な動物の足に近づけようというものなのでしょう。
クライミングシューズのソールは、ほぼフラットで、フリクションの高いものになっています。これでスリップしにくくなっているわけです。
■アッパー : シューズの上部分
■ソール : 靴底
■フラット : 平面
■フリクション : 摩擦
■スリップ : 滑る

それではシューズの種類です
アッパー部分とソール形状の違いで分類できます
アッパー
■スリッパ履くだけなので簡単 |
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■ベルクロいわゆるマジックテープ |
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■シューレース靴ひも フィット感が強い |
ソール
■フラットタイプ靴底が平坦で様々なムーブに対応 |
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■ダウントウタイプハイレベルな強傾斜壁向き |
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■ストレートかかとからつま先までまっすぐな初心者向けシューズ |
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■ターンインつま先が親指の方面に曲がっている上級者向けシューズ |
※レンタルシューズはすべて履きやすいフラットタイプとなっております
チョーク
■チョークアップ : チョークを手に付けること
■ティックマーク : ホールドにチョークで目印を付けること 付けた人は後で消すのがマナー
■粉末チョーク
★メリット : チョークアップしてすぐに登り始めることができる
★デメリット : チョークで周りが汚れたり、吸い込んでしまいがち
■液体チョーク 粉末チョークをエタノールに混ぜたもの
★メリット : 持ち運びが楽
★デメリット : エタノールのため手荒れしやすい、乾燥するまで登れない、ボルダリング中のチョークアップができない

課題
課題に関する用語
■課題 : スタートからゴールまでの決まったルート
■オブザベーション : 課題を見てクリアまでの動き(ムーブ)を考えること
■アテンプト : 課題に挑むこと、コンペでは完登までのアテンプト数で順位が判断される
■完登 : クリアすること
■オンサイト : 初見かつ1回目のトライでクリアすること
■フラッシュ : 他人の登りを見たあと、1回目のトライでクリアすること
■レッドポイント : 何度もトライしてクリアすること
■ショートカット : 課題の設定手順を飛ばして登ること
■打ち込む : 同じ課題に何度もトライすること
■はまる : しかし何度やってもできないこと
■セッション : 複数で同じ課題に交互にトライすること
■足フリー : 足はどのホールドを使ってもいいこと
■手足限定 : 手だけでなく足も決められたホールドを使って登る課題
■カンテ有無 : カンテ(壁の種類)を使って登っても良いのか否か
■核心部 : その課題の一番難しい部分
■長もの : 手数が多く長い課題
■フィンガリー : 指を酷使するような細かいホールドが続くこと
グレード
課題にはグレード(級、段)があります
ボルダリングのグレードは「あの人は〇級の人」という具合に人に与えられる階級ではなく、課題一つ一つの難易度を現しています
またグレードは絶対的なものではありません
※例えばある課題を
・3級を登れる人が10人トライして5人だけレッドポイント(何度もトライしてクリア)・・その課題は2級とする?
・3級を登れる人が10人トライして3人だけオンサイト(初見かつ1回目のトライでクリア)・・その課題は2級とする?
このように相対的にジムの主観で設定されているアバウトなものとなっています
■グレード表
日本式(段級) | ヨーロッパ式(FRENCH) | アメリカ式(V) | ||
8級 | ハシゴを登るレベル | 1+ 2 |
VB- | |
7級 | 腕力でだいたい登れるレベル | 2+ 3 |
VB VB+ |
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6級 | 腕力だけで登るのは難しくなってくるレベル | 3+ 4 |
V0- V0 |
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5級 | 初心者ではクリアが難しいレベル | 4+ 5 |
V0+ V1 |
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4級 | テクニックを駆使しないとクリアできないレベル | 5+ 6A |
V2 V3 |
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3級 | おおよそのテクニックを身に付けた人が挑むレベル | 6A+ 6B |
V4 | |
2級 | 上級者レベル | 6B+ 6C |
V5 | |
1級 | 6C+ 7A |
V6 | ||
初段 | プロレベル | 7A+ 7B |
V7 V8 |
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二段(+) | 7B+ 7C |
V9 | ||
三段(+) | 7C+ 8A |
V10 V11 |
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四段(+) | 8A+ 8B |
V12 V13 |
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五段(+) | 8B+ 8C |
V14 V15 |
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六段(+) | 8C+ | V16 |

ボルダリングは練習した分だけ確実にうまくなります
ゲームで言えば練習は経験値
この先さらなる敵(課題)を倒すためには技(ホールドの持ち方、フットワーク、ムーブ)の習得が必要となります
